
今回は、エンジニアのパオパオさんに「当時困っていたこと」や「今みんなに伝えたいこと」を聞いてきました!
【背景】自信を失っていた小学生時代

パオパオさんは幼少期、ご自身のことをどのように感じていましたか?

そうですね。
特に小学生の頃は、自分に自信がなかったように思います。

運動も得意ではなく、勉強も特別できるわけではありませんでした。

もともと、地元から離れた場所にある、祖母の家の近くの保育園に通っていたんです。

そのため、地元の小学校に上がったときには、すでに周りの子どもたちの輪ができあがっていました。

自分だけが輪の外にいるように感じていましたし、少しいじめを受けていた時期もあります。

小学校時代のお話から、パオパオさんが孤独や不安の中で過ごされていたことが伝わってきました。

小学校の時期を経て、気持ちや環境に変化があったのは、どのようなときでしたか?

中学・高校と続けていたバレーボール部での思い出が、一番に浮かびます。

小学校時代の辛い経験が続く中、中学の部活動見学で、バレーボール部を見に行く機会がありました。

先輩たちが本当にかっこよくて、雰囲気も良かったことから、「ここなら、自分もやっていけるかもしれない」と思えました。それがきっかけで、入部を決めました。
【困りごと】「辞める」という選択肢がなかった理由

バレーボール部に入った当初は、どのような気持ちで練習に取り組んでいましたか?

先生に言われたことを、まずは素直にやってみようという気持ちで、1つ1つ練習に取り組んでいました。

自信のない自分を変えたいというよりは、「先輩たちみたいになりたい」という憧れのほうが強かったかもしれません。

少しずつ試合に出させてもらえるようになって、「自分にもできるかもしれない」と思えた経験が、小さな成功体験になりました。

積み重ねたものが形になる感覚が楽しく、それが次第に自信へとつながっていったように思います。

その過程では、指導してくれた先生の存在も大きかったです。

バレーボール未経験の先生でしたが、生徒を信頼してくれていることが、日々の練習から伝わってきました。

パオパオさんは、バレーボールを続ける中で、辞めたいと思ったことはありませんでしたか?

そういう気持ちは、あまり芽生えなかったように思います。

むしろ、辞めるという選択肢そのものが、当時の自分には浮かんでいませんでした。

それはどうしてだったのでしょうか?

田舎だったこともあるかもしれませんが、進学や部活動などの選択肢はかなり限られていました。

だからこそ、迷う余地もなかったのかもしれません。

結果的に、続けるしかありませんでした。
【合理的配慮】

もし、過去のパオパオさんと同じように「自分に自信がない」と感じている方に、どのようなことを伝えたいですか?

まずは、目の前のことにコツコツと取り組んでみて欲しいです。

少し頑張れば届きそうな、小さな目標を1つずつクリアしていくことで、自然と自信が育っていくように感じています。

当時の自分も、そうやって少しずつ前に進む中で、「次もやってみよう」と思えるようになっていきました。

その積み重ねが、今のエンジニアのお仕事にもつながっているのでしょうか?

はい。
新しい技術を学ぶたびに、それが誰かの役に立ったり、チームに還元できたりすることに、やりがいを感じています。

バレーボールの練習と同じように、「努力が自分や誰かのためになる」という感覚が、今も楽しいです。

無理に大きな一歩を踏み出さなくても、小さな一歩から始められます。

まずは自分のペースで、目の前のことに取り組んでみてください。

それが、次の自信や挑戦につながっていくのではないかと思います。
- 同じ境遇の人へ
小さな積み重ねが、あなたの明日を支える力になります。
今できることを、1つずつ大切にしてみましょう。 - 身近な人(家族・親友・恋人)へ
日々を少しずつ前に進めようとする姿に、そっと寄り添ってみましょう。
その歩みを信じる気持ちは、きっとその人の力になるはずです。 - 周囲の人へ
できないことではなく、できるようになっていく過程を見ようとするまなざしが、その人の自信や安心につながっていきます。
努力し続けている姿に、さりげなく目を向けてみましょう。