
今回は、専業主婦のハシビさんに、「当時困っていたこと」や「今みんなに伝えたいこと」を聞いてきました!
【困りごと】

海外で生活していた当時、困っていたことはありますか?

子どもたちの学校や住んでいた地域の関係で、英語で話さなければならない場面が多くありました。 私はそれほど英語が得意ではないので、思うように話せないことがストレスになることもありました。

でも、生きづらくはなかったですね。

「もっと喋れらたら嬉しいな」「便利だな」と多少の不自由さはあったけれど、生きづらいと思ったことはありませんでした。

なぜ「生きづらい」と思わなかったのでしょうか?

英語は話せなかったけれど、子どもの学校の先生とはコミュニケーションが取れたんです。語学レベルが違ったとしても、お互いに歩み寄ろうとしたことで、話が通じたのかもしれません。

あとは、良い友だちに出会えたことも理由の一つですね。

当時、孤独感はありましたか?

ありませんでした。 家族や友だちが周りにいたからです。
【合理的配慮】今、できること

もしも同じような境遇の人(例えば、パートナーに付いていき海外で生活する人など)が周りにいたら、どのように関わりますか?

自分がその場にいれば、自分にできることを探って、力になりたいと思います。

仕事をしている本人は、仕事関係で知り合いができる可能性が高いですが、付き添いで行ったパートナー側は簡単にできるとは限りません。

そういう時に、自分が所属しているコミュニティに誘うことで、その方が新しい友だちと出会うきっかけを作ってあげたいです。

一方で、日本人ばかりで集まっていると、世界が広がらないから良くないよねという考え方もありますが、母国語で話せる相手が数人は必要だと、私は思います。そうでないと、孤独を感じてしまうと思います。

たとえ語学が得意であったとしても、それは多分変わらないと思います。「日本人だからわかること」はきっとあって。だから少なくてもいいので、日本人の友だちは必要だと私は思います。

コミュニティに誘ったり、気の合いそうな人を紹介したりしてくれたりすることが、ハシビさんにとっては当時嬉しかったということですね。

すごく難しい質問ですが、当時困っていたご自身に対して、お子さんから働きかけてほしかったことなどはありますか?

特にないですね。

子どものことで親が心配したり苦労したりするのは当たり前のことだと思うので、ストレスを感じたこともありません。

その当時、子どもたちにしてほしかったことはありますか?していてくれて助かったことはありますか?

一生懸命、自分のことに前向きに取り組んでほしいと思っていました。二人の息子それぞれが異国の地で想像以上に頑張っている姿を見て、それが自分の活力にもなっていた気がします。
- 同じ境遇の人へ
周りに仲良くなれるかもしれない人はたくさんいて、あなたは一人じゃない。 - 身近な人(家族・親友・恋人)へ
あなたが子どもであれば、ただ自分のことに精一杯取り組んでくれればいい。 - 周囲の人へ
コミュニティに誘ってあげて、友だちを作る場を提供してほしい。