「ダイバーシティ・マガジンとは何か?」疑問に思ったいた方もいると思います。
この記事では、「ダイバーシティ・マガジンの概要」と「始めようと思った経緯」を説明します。
ダイバーシティ・マガジンとは?
ダイバーシティ・マガジンとは、『一人一人の「価値観・困り事・必要な配慮」に関する個別事例をインタビュー形式でまとめた雑誌』です。
「ダイバーシティ」とは「多様性」の訳で、「マガジン」とは「雑誌」という訳です。
ここで、ダイバーシティという言葉一人歩きしてしまわないため、より詳細な定義を示します。
多様性(ダイバーシティ/diversity)とは「ある集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在すること」です。
「SDGsで求められる多様性とは?企業が取り組むダイバーシティの実現」より引用。
ダイバーシティという言葉は、人種や国籍、性別、年齢、障がいの有無、宗教、性的指向、価値観などの多様性から、キャリアや経験、職歴、働き方といった職業生活における多様性まで幅広いジャンルで用いられています。
すなわち、ダイバーシティとは「多様な人が共存すること」と捉えることもできると思います。
しかし、「他者との共存」は非常に難易度の高いことです。
他者と共存するためには、一人一人が「他者理解の努力」をして、その上で「相手が心地よくなる行動」を実行する必要があると私は考えます。
この時、相手を理解しようと意識しても、過去の経験に基づいて「こういう人なら、こういうことで困っているかも?」というような思い込みをしてしまうこともあるでしょう。
性別や障がいなどの表面的情報で分類することは簡単ですが、実際には一人一人状況は感じ方は異なります。
例えば、「車椅子で生活をする会社員(35歳 | 男性 | 既婚 | 8歳の息子が1人 | 東京在住)」の方がいたとします。この人は、何で困っているでしょう?
これだけ属性がはっきりしていたとしても困りごとは人それぞれだと思います。
例えば、次のような困りごとがあるかもしれません。
- 車椅子で移動している時の周りの視線が気になる。
- 車椅子で道路の段差を乗り越える時の衝撃がストレス。
- 息子の運動会で、親子で二人三脚をする競技があり、一緒に参加したいがどうしたらいいかわからない。
- 息子が反抗期に入ってきて、どう接したらいいかわからない。
- リモートワークになってから外出が減り、体重が増えてきた。
- 想像できた困りごとは何個あったでしょうか?
一例のみ示しましたが、この例からわかる通り一人一人特性や感じ方は異なります。
ビジョン(目指すべき到達点)
では、ダイバーシティ・マガジンで「一人一人の「価値観・困り事・必要な配慮」に関する個別事例」を知ることで、どのような社会になるのでしょうか?
この雑誌を通して「私たち一人一人が相互理解を深め、障がいのない社会にしよう」と思い、私はこの活動を始めました。
協力者の募集
もしも「私の価値観・困り事・必要な配慮を共有してもいいですよ!」と取材に協力いただける方は、以下の連絡先へご連絡いただけますと幸いです(希望者は、匿名での公開にも対応いたします)。
masumi.developer@gmail.com
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^
取材や記事執筆を進めているため、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。